都市ガスの料金は法律により決められており、企業が勝手に値段を設定することはできない。
しかし、プロパンガス料金は法律の規制がなく、企業が好き勝手に設定することができるのだ。
今回は、引っ越し先のプロパンガス業者(ニチガス)がボッタクリで、不当に高い料金を請求されたので問い合わせたら、ガス料金が3割以上安くなった件について話そうと思う。
引越し先のプロパンガス料金がボッタクリ!?

前に住んでいた賃貸の更新が来たので、新しい賃貸に引っ越した。
その賃貸が何を隠そう、プロパンガス物件だったのだ。
もともと、プロパンガスは都市ガスより料金が高いというのは知っていたので、なるべく都市ガスの物件がいいなーと思って探していた。
しかし、それ以外の条件が良かったので、今回は妥協してその物件にしたのだった。
(これが後に面倒な事になるとは知らずに、、、)
基本的に賃貸物件というのは、自分でガス会社を決めることはできない。
特にアパートなどの集合住宅では、1か所のガスボンベから建物全体にガスを供給しているため、ガス会社を変えるとなると入居者全員が変えなくてはならないからである。
したがって、原則的に大家指定(物件に導入済み)のガス会社と契約することになる。
そのため、私も多分に漏れず、大家指定のガス会社と契約した。
それから数日、、、
初めてのガス代請求をみて驚いた。

4565円、、、、
いや?高くね!?!?
だって、2.2㎥って、ほとんど使ってないし!!
どういう内訳なんだよ、、

基本料金2750円!?!?
高すぎだろ!
ってことは、契約して全く使わなくて、0㎥でも3千円近く取られるってことかよ!
で、従量料金825円/㎥も普通に高すぎ。
とんだボッタクリ会社やないかい!
何て名前の悪徳企業だよ!!と思って調べてみる、、。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%93%A6%E6%96%AF
まさかの東証プライム上場企業、、。
てっきり、定期的に会社名を変える系の悪巧み企業かと思ったわ。
一流企業がなんでこんな阿漕な商売をしてるんや、、。
さすがにおかしいと思ったのでニチガスのホームページを確認してみた。
ニチガスの基本料金
ニチガスのホームページに飛んでみると、LPガス(プロパンガス)料金のページがあった。

基本料金:1500円+税
従量料金:550円+税
っておい、
良心的な価格設定やないかい!!
思わず声が出た。
が、しかし、ではなぜ私のところにはその1.5倍以上の請求が来ているのだろうか。
謎である。
標準料金との記載から、もしかするとこの金額はあくまで標準の価格であって、各エリアや物件によって価格は任意に決められているのではないか?
(例えば山奥のエリアなどでは余計に輸送費がかかるのでその分高く設定されるとか。。)
仮にそうだとしても、ホームページからはそうは読み取れないし、、
もし、のっぴきならない理由で私の住んでいる物件の料金が、ニチガスが想定する標準の料金に対して1.5倍以上になっているのであれば、その理由を教えてくれないと納得がいかない!!
(無論、私が住んでいるエリアはそこそこ都会だ)
ということで、私はニチガスのカスタマーセンターに問い合わせを投げることにした。
ニチガスに問い合わせてみた

問い合わせた内容は主に下記の2点。
①標準料金と比べて高額になっている理由
②料金に設備費が含まれているか否か
これに対して、営業エリアの担当者から、なんと当日に返信が来た。
さすが大企業、なかなかのスピード感である。(まさかテンプレ回答では無いよな?)
回答の内容は下記の通り。
弊社HP記載の標準料金について、集合物件、戸建、商業施設、飲食店等が含まれており、ガス供給契約締結時、物件所有者である大家様、個人様、法人様等と折衝のうえガス料金を決定致します。料金の平均=標準料金として開示させていただいておりますため、全顧客のガス料金は一律でございません。上記を前提として、当該物件について、大家様とのガス供給契約締結時、「ガス料金は本契約締結時のものであり、その後、社会的、経済的事情等により、料金改定を実施する場合があるものとする。」と条項があり、双方合意の後、当該契約が締結されております。依って、当該物件のガス料金については現料金にて決定しております。~略~三部料金制(設備費用の外出し表示)については、2024年4月経済産業省の公布に従い、2025年4月施行に向けて取り組んでおります。
なんかダラダラ言い訳を書いていて意味不明。
そもそも質問の答えになっていない。
私が聞きたいのは、どうして標準価格の1.5倍以上になっているか、のWhyの部分である。
もちろん納得できるわけもなく、下記のように返信した。

そうすると、担当者から「確認します」とだけ返信が来て、それ以降音沙汰がなくなってしまった……

それから2週間以上が経過し、さすがに待ちくたびれた。
ただ、ここで諦めるわけにはいかないので、(とても丁寧に)状況確認の連絡を入れた。

そしてついに、歓喜の瞬間が訪れたのである。
ニチガスからの返信があり、中身を確認すると、、。

なんと!
基本料金:2,750円 → 1,650円
重量単価:825円 → 605円
の値引きとなり、
ニチガス標準料金になったのである!!
(過去分は遡って返金されないみたいだが、値引きが嬉しくてまあいいや、となった←)
とにかく、1.5倍の根拠が示せないなら標準料金にしろ、という要求は通ったわけで、私は満足だった。
ただ、「料金設定の根拠」が確認できなかったのはやはり由々しき事態である。
根拠なく標準料金の1.5倍以上の料金を取っていたとすれば、それはボッタクリと言われても仕方ないし、こんなずさんな管理をしているなら、ほかの契約者でも同じようにボッタくられている人がいるのではないか、と考えてしまう。
自分の料金は正規の価格に是正されたものの、何かプロパンガスの闇を見たような気がした、。
改定後のガス料金
このメールのやり取りの後、翌月の料金が本当に下がっているか、不安だった。
(なぜならボッタクリをする会社は信用できないため)
しかし、私の心配は杞憂だった。


確かに、ニチガスの標準料金になっていた。
私はニチガスとの戦いに勝利したのだ。
まとめ

ということで今回は、ニチガスのプロパンガスがボッタクリだった件についてまとめた。
これを見ている皆さんの中にもプロパンガス料金が高くて悩んでいる人がいるかもしれない。
この記事が、少しでもそんな人の役に立てば幸いである。
ただ、今回は運が良かっただけで再現性はないかもしれない。
なぜなら、今回値下げ交渉が成功したのは、
・大企業でHPに標準料金を掲載していた
・要求が明確だった(根拠が示せない場合、標準料金に改定)
だったから。
田舎の中規模なプロパンガス屋であれば、料金は完全にブラックボックスだろう。
法律の話を持ち出しても、まともに対応してくれるかわからないし、口コミに悪評が立ってもさほど影響はないだろう。
(私が大学生の頃住んでたアパートのプロパンガス屋がまさに中規模の会社で、ばっちりボッタくられていた(基本料金だけで3000円くらい))
そんな中小のプロパンガス屋にボッタくられている場合、引っ越すしかないかもしれない、、。
(その意味では、ニチガスはまだ、まともな会社なのかも)

最後に、ニチガスには次のことを伝えたい。
一応大企業なんだからそんなセコイ、阿漕な商売してないで、ちゃんといいサービスを提供して、ちゃんと稼いでくれ。
少なくともアプリは見やすいし、顧客のためにちゃんと働いている人もいるんだから、しっかりしろ。
今の時代、すべての情報が一瞬で世界中に拡散できる。
正しいものが残り、自ずと不正をするものは淘汰されていく。
少なくともその方向に向かっている。
なので今後は、正直な商売を行って、順当に顧客を獲得し、ちゃんと稼ぎ、生き残って欲しい。
私は今日も、ニチガスのプロパンガスでお風呂に入る。


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